Giulietta Machine「Machina Nostalgia」

ARTIST:  Giulietta Machine
TITLE:  「Machina Nostalgia」

ジュリエッタ・マシーン 「マキーナ・ノスタルジア」
DDCZ-1809      \2,500(tax in)
2012/07/11   発売

1 Davada
2 Emir
3 Jung
4 Uni
5 Bird
6 QP
7 Eraser
8 Mar
9 Nostalgia

Produced by Giulietta Machine
Directed by Haruo Mita

Giulietta Machine
Naoko Eto (Voice, Keyboards)
Makoto Otsu(Guitars, Programming)
Nobuo Fuji(Drums, Percussions)
Yusuke Nishimura(Bass)

Special Guests
Ayako Takato (Vocal) M3
Taisei Aoki (Trombone) M4,M8
Neko Saito (Violin) M4,M6
Ayano Kasahara (Cello) M4,M6

前作「Cinema Giulietta」では世界的DJジャイルス・ピーターソンや松浦俊夫など内外の
コアな音楽シーンから注目を浴びたGiulietta Machine。3年ぶりの待望の新作がいよいよ登場。

まったく具体性を伴わない「過去」が想起される。ここでの過去は、タイムマシンを使っても行き着くことのできない、理想的な過去。タイトルにある「ノスタルジア」は過去への憧憬であるが、では「マキーナ」はどうだろう。一般には「機械」であるが、ここはあえて「装置」と捉えたい。ファンタスマゴリーのような魔術としての装置。再生する度、美しい過去を現出させてくれる装置としてのアルバムが、この『マキーナ・ノスタルジア』ではないだろうか。アコースティックな音、電子音、様々な音楽ジャンルのエッセンス。これらをジュリエッタ・マシーンという坩堝に投げ込み、作り上げられた本作は、眼前に(あるいは脳内に)懐かしい理想郷を描き出すだろう。そして美しい過去への回帰願望は、究極の理想状態を目指していることに他ならない。
【青野賢一(BEAMS クリエイティブディレクター/BEAMS RECORDS ディレクター)】

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